NPO法人 岡山県視覚障害者自立支援センター

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   ■平成29年度 同行援護従業者養成研修開講に関するご案内  
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同行援護従業者の資格を取りませんか

「平成29年度 第1回 同行援護従業者養成研修」のご案内

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同行援護とは視覚に障害のある人に同行して、安全な移動の確保と能率のある歩行をサポ−トする、日常生活活動や社会参加を支援する福祉事業です。同行援護では視覚に障害のある人の歩行技能(当事者に訓練が行われてきた)の一つで、世界共通の歩行技能とされるヒューマンガイドテクニックを利用してガイドヘルプが行われています。この援護は平成23年10月に国の事業として障害福祉サービスに加わりました。その内容は重度の視覚に障害のある人に移動の保障のみならず、視覚情報の提供、及び代筆・代読による歩行の目的を遂行するためのヘルプ等も支援に加え、従来の県主導で行われています「移動支援事業(視覚)」に比べ内容、質ともに専門性の高いサービスになっています。

 研修におきましては、岡山県が示す「同行援護従業者養成研修カリキュラム 一般課程」、「同 応用課程」、「同 補講課程」に基づいた内容になっています。また、本研修におきましては視覚障害当事者の技能「ヒューマンガイドテクニック」を支援する側の立場に立った技能とする指導法を確立、その教科書をもって実施しております。さらに、一般に未確立の状況にある「視覚情報支援」におきましても研究を重ね具体的支援内容や方法をお示しする教授など、同行援護が専門性の高い知識、技能のもとに同行者の安全性、能率性をしっかりと確保されるサービスに資するよう努めております。

一般に広まるガイド法を「介護の方法」などと誤った認識で捉えておられる方は

少なくありません。私どもの提供する研修の講師陣は視覚障害リハビリテーションに長年携わる視覚障害歩行訓練のキャリアです。そして、その教授では豊かな臨床経験を生かし、視覚に障害のある人の社会参加を推進する福祉の専門家の養成に資するよう努力いたしております。

− お問い合せ・お申し込み先−

NPO法人 岡山県視覚障害者自立支援センター

〒700−0026 岡山県岡山市北区奉還町2−9−3

電話 086−250−8278/FAX 086−250−8279



 

 
 

★受講資格

  仕事として視覚に障害のある人のガイドヘルプを希望する方は勿論です。又すでにガイドヘルパーの資格を有しているが基礎からやり直して専門性を身につけたい方、或いはボランティアに従事したいという方、身近にガイドヘルプを必要とする人がおり受講したい方も歓迎です。

 なお、体力的なことや健康面の状況から、受講をお断りもしくは中止させていただく場合もございますのでご了承ください。

※応用課程を受講するためには一般課程もしくは補講課程の受講が必須となりますが、この補講課程は、岡山県外出介護従業者養成研修認定要領に基づき岡山県知事が認定した視覚障害者外出介護従業者養成研修を修了した方が対象となります。

※演習ではガイド法の実技とともに、アイマスクによる歩行の疑似体験も含まれます。会場周辺やJR岡山駅周辺、川崎医大周辺で長時間の演習を予定しています。体力、危険回避の瞬時の判断と行動の必要性、ガイドは訓練ですから講師の指示、指導に応えられる受講力が要求されることなどを考慮すると、年齢的には概ね70才以下が望ましいと思われます。

※危険回避力と安定した歩行バランスを有し安全な移動に努められる力が求められます。

※介護の領域で見られる手取り足取りの動作は、四肢に障害のない視覚障害者にとってかえって危険を及ぼすこともあるので、このような行為・動作は取らないよう心がけて下さい。

※実技指導や演習におきましては十分安全に配慮しますが、万がいち事故等で怪我などされた場合は自己責任となります。なお、当センターでは研修会開催にあたって、保険に加入いたしますが、それ以上の賠償責任は負いかねますのでご承知おき下さい。

★研修課程

 岡山県が示す同行援護従業者養成研修の開催要綱に基づき、一般課程と応用課程、補講課程を開講します。また、移動支援従事者(ガイドヘルパー 視覚)の資格所持者は同行援護従業者養成研修一般課程を修了したものとみなされますが、応用課程を受講していただくには不足する項目があります。このため、移動支援従事者養成講習修了者が同行援護従業者養成研修応用課程を受講される場合、その不足する項目については補講課程を受講していただくこととなっています。

 当センターの研修では以下の2コースを設定しています。

Aコース       一般課程+応用課程                  Bコース           補講課程+応用課程

 ※初めて視覚に障害のある方のガイドに関する資格を取得される方は、岡山県の要綱に 

  もありますように、一般課程と応用課程の両方の受講が望ましいと考えます。また、

  一般課程のみの受講での就業は、実習時間の不足から難しい戸当センターでは判断し

  ています。よって、一般課程のみのコースは開講しません。

 ※Bコースの履修を希望される方におかれましては、その履修に必要な知識や技能を修得していることが求められます。つきましては履修に向けた事前評価をさせていただき、補講課程の受講受け入れの可否等を判断させていただきますのでご承知おき下さい。なお、否となった場合には別途研修の受講をお願いします。(別途受講しなければならない課程の受講費用は不要とします。)

 ※今回は応用課程のみのコースは開講しません。

★講師 菊入 昭 氏                    

国立身体障害者リハビリテーションセンター等での勤務を経て、国立福岡視力障害センター所長に就任。退官後、川崎医療福祉大学教授(ロービジョン学)に就任され、大学ではロ−ビジョン学を視覚障害リハビリテーションの観点から教授に努めておられました。現在はご家庭の都合から帰郷、退職され特任教授として新潟医療福祉大学で教鞭を執られています。

★研修日程

 一般課程      平成2921日()〜25日(

 補講課程      平成29年8月21日(月)〜8月25日(金)

 応用課程      平成29年9月 6日(水)〜9月 8日(金)

★会場

奉還町りぶら、岡山国際交流センター、きらめきプラザ 等 

※詳細については受講が決定された方にお知らせします。

★定員

  各コース合わせて一般課程12名、応用課程12名

★費用

1)各コース受講料

 Aコース 67,000円                      Bコース 55,000円

  2)各コース教材費

 Aコース、Bコースとも 5,000円

 ※教材費には、教材(テキスト及び講義資料など)、一般課程で行う食事実習でのお

  弁当代が含まれています。実習中の移動にかかる費用は含まれません。

※費用は前納いただきます。また、一旦お支払いいただいた費用は学則(別紙)にある理由を除き返金いたしません。

視覚障害者外出介護従業者養成研修修了者がAコースを受講される場合、その受講料はBコースと同額をさせていただきます。この場合は、申込書のコース選択で、AコースとBコースの両方にチェックを付けて下さい。

※同行援護従業者養成研修一般課程修了者と補講課程修了者Aコースを受講される場合、その受講料は35,000円とさせていただきます。ただし、教材費の割引はありません。この場合は、申込書のコース選択で、AコースとDコースの両方にチェックを付けて下さい。

★お申し込み方法

※受講を希望される方は、申込用紙、ヒューマンガイド受講カードに必要事項をご記入のうえ、郵送もしくはFAXでお申し込み下さい。なお、申し込みは費用のお支払いをもって完了となります。
       同行援護就業者研修実施要項2017.doc
       同行援護従業者養成研修申込書2017.xls
       ヒューマンガイド受講カード2017.doc

※申込用紙等は、8月7日必着で当センターまでお送り下さい。なお、申込は先着順とし、定員に達した場合は申込の受付を終了させていただきます。

※Bコース受講希望者は必ず視覚障害者外出介護従業者養成研修修了証のコピーをお送り下さい。また、Aコース受講希望者でも、修了証をお持ちの方はコピーをお送り下さい。

※両コースともお申し込みいただいた方には、受講できるかどうかのご案内を、お申し込み順に随時郵送にてお送りいたします。もし、お申し込み後10日経過しても案内が届かない場合は、お手数をおかけして申し訳ありませんがご連絡ください。受講いただける方には、費用をお支払いいただくための振替用紙を同封しますので、8月10日までに納入のお手続きをお願いいたします。

※Bコースをお申し込みいただいた方には、基礎知識評価を受けていただきます。下記の日時のうちでご都合のよい時に当センターまでおいで下さい。なお、事前にお電話でのご予約をお願いいたします。都合のつかない方はお電話でご相談ください。

・日程…毎週月曜、木曜

・時間…10時〜17時の間で1時間程度

★修了認定

  視覚に障害のある人のガイドは単に連れて行ってあげる介護ではありません。視覚に障害のある人の歩行、行動を晴眼者が安全に能率的に支援するものです。ですからこのサービスでは、危険には俊敏で適切な対応が要求されることから体力に自信があり、常に安定した歩行バランスを有すること、そして歩行途中の周辺の環境を的確に視覚情報として伝えられる等の適性が要求されます。以上のような同行援護の内容から研修結果におきましては、実践力の可否について基礎知識の修得状況やガイド技能の評価、判定をおこない、場合によっては再履修や補習をお願いすることもあります。

@一般課程:基礎知識の修得、手順を踏んだ安全なガイドの技能修得などを評価する。

A応用課程:課程修了の資格(身分)は同行援護に関するスーパーバイザーの位置づけとなることから、手順を踏んだ基本的技能を確実にこなし、様々な環境において実践できること。さらに、視覚障害者の同行援護に関するスーパーバイザーとしての技量が評価されるものとする。(演習を通して評価する)

★その他

※今年度第2回目の同行援護従業者養成研修を2月に開講予定です。

※受講の希望はあるが、今回の日程や2月では都合がつかない方は、今後の日程を設定する上で参考にさせて頂きますので、ご連絡ください。

 また、受講希望者が多数の場合は、今年度中の追加開催も検討します。